ビッグデータとBI(ビジネス・インテリジェンス)

ビッグデータとBI(ビジネス・インテリジェンス)。
人によっては、両者を同じようなものとして捉えることもありますね。

「BI」は、販売データや顧客データなどを統計分析することで経営に役立てようというもので、分析ツールやOLAP的なツールなど、様々な製品も出されています。私自身、マーケにいた際にも販売データ分析に利用していました。
概念としては、「ビッグデータ」も確かに同じようなもので、企業が入手しうる様々なデータを分析利用することで新たな経営価値を生み出そうということ。意味合いとしては「BI」と同じと言っても良いかもしれません。
ただ、本当に同じだったら同じ言葉が使われるわけで、違う言葉が使われたニュアンス・背景といったものも含めて理解するならば、私は次ように両者の違いをとらえています。

BI:既に存在しているデータを分析すること
ビッグデータ:今はデータとして存在していないものを集めて利活用すること

「カーナビの走行履歴」を集めて価値に変えたのが3.11震災直後の話。
ショベルカーにセンサーを付けて走行データを集めて価値に変えたコマツの話。

どの企業においても、自社にまつわる業務プロセスの中に、まだ「データ化」されていない領域が数多く存在している。その中の一部を計測し、「データ化」することで、大きな経営的価値が生まれる。
それはどこか?ということが最も重要な「問い」ですね。
集まったデータをどう分析するか、といったレベルの話題は「BI」の世界。
ビッグデータは、意思を以てデータを集める。すなわち、集める前からどう分析するかのイメージがある世界。

データが価値に変わる時代にふさわしい用語が「ビッグデータ」と思うのです。