引き出す力 × 絞り込む力 × 伝える力

コンサラート松浦様本日の坂東市雇用創造協議会【たけのこ】が主催する平成25年度 厚生労働省受託事業 実践型地域雇用創造事業、新商品開発・ブランド創出セミナーでは、株式会社コンサラートの取締役を務めていらっしゃる松浦様に神奈川県は葉山からお越しいただいてお話をしていただきました。

松浦様は、コンサルタントとしてのお仕事の傍ら、農家の「こせがれ」として、山形のご実家で栽培しているお米をブランド化して、自らマルシェやネットで販売されています。今回は、その活動の中でご自身で経験してきた気づきを元に、新商品開発や販路開拓のコツをアドバイスしていただきました。

事例の一つとしてご紹介いただいたのは、同じ銘柄のお米でも販売場所や売り方、ブランドによって価格が様々だという点。
農協買取り価格から精米店での販売価格、百貨店での売価、ネットのモールでの売価、希少な栽培米の値段、等々を比較。
なんと、売価は2倍、3倍どころではなく、最大50倍もの価格差があるそうなんですね。

同じ新商品を開発するなら、できるだけ高く売りたい、高く買ってほしいですよね。
そのためには、「引き出す力 × 絞り込む力 × 伝える力」で取り組むことが必要とご紹介いただきました。

キーワード
・こだわり、人「作っている人」「売っている人」、できるまでの過程
・モノではないコトの価値
・「レタスの美味しい食べ方講座」
・外からの目線 「若者」「よそ者」「馬鹿者」
・外の友達に聞いてみる、これ買う? 同じ考え方に凝り固まってしまう?
・「いいね!」ではなく「買う!」というか
・徹底的に絞り込む
・量販店とプロショップ
・お客様からいただいた感想を活かして伝える
・必要な情報は正直に出していく、隠さない
・世界観
・フェイスブック活用のポイント
・無料ネットショップ Stores.jp、theBase.in

様々な着眼点を、実際の事例を通じてわかりやすくお伝えいただきました。ありがとうございました。


農産物販売におけるPRのコツとは?

食育ネット浅野様坂東市雇用創造協議会【たけのこ】が主催する平成25年度 厚生労働省受託事業 実践型地域雇用創造事業。本日2月25日は、千葉県千葉市から食育ネット株式会社の浅野社長にお越しいただきました。

浅野社長は農産物のPRのプロ。
大学を卒業して自ら起業し、東日本最大の農産物直売所の販売促進イベントの企画立案を請け負ったり、自ら千葉県産のお米をブランド米としてプロデュースして販売したり、上野駅や仙台駅などで千葉県産農産物をPRするイベントに出展販売したりと、幅広くご活躍されています。

つい先日は、千葉県企画によるマレーシアでの商談会に参加して、イチゴのマレーシアへの海外輸出販売も開始されました。(読売新聞にも記事掲載されていました。)

そんなお忙しい浅野様に、今回は、起業から今日までのお取り組みを振り返ってお話いただきました。
ロの字型の座席配置にして、講師と受講生が近い距離感でリラックスした中で活発な質疑応答が行われました。
事例1.ブランド力 ちばエコ農産物認証米プレミアムフサコガネ 平成23年度新嘗祭に献上した皇室献上米
事例2.メディアの活用
事例3.イベントの実施 ~千産全消・千産千消~

以下は、浅野様にハイライトいただいた農産物販売におけるPRのコツです。
・自分からJAや行政などへ積極的にアプローチしていくこと、メディアなどに拾ってもらえるチャンスが生まれる
・農産物直売所ブームのような面もある中で、そこの直売所でしか買えないものなど、オリジナルさを出すことが必要
・他と何が違うのか、栽培方法や規格・糖度など、詳しく具体的に「違い」を表現する
・とにかく仮説検証実行の繰り返しで、より良く工夫を続けていく

最初から上手くいくことなどないんですね。
あきらめず、前進し続けられるか。
工夫を積み上がていけるか。
そうしていくことでようやく信頼を得ることができる。

大変貴重なお話をありがとうございました。


見る・見せる・記録する

見る見せる記録する◆年月日: 2014年2月19日
◆場 所: 東京都中央区銀座 銀座ブロッサム
◆主催者: 公益財団法人日本電信電話ユーザ協会 千代田・東京中央地区協会
◆内 容: スマートフォン・タブレット端末活用セミナー
 
当社代表の堀が編著者の一人でもある「会社で使うタブレット・スマートフォン2013」。この一年は、この本をテキストにしたセミナー・研修会を全国各地で実施してきました。
東京、大阪、名古屋、仙台、松山、浜松、水戸。そして、現在予定している中では今年の最終回となるセミナーを、日本電信電話ユーザ協会様の主催により、銀座ブロッサムで実施してまいりました。

セミナー・研修会では、「会社で使うタブレット・スマートフォン2013」のポイントと事例のご紹介をさせていただいていますが、その骨子となるのが「見る」「見せる」「記録する」というキーワード。タブレット・スアートフォンの企業、特に中堅中小企業での使い方として、ご提案している視点です。
見る・・・現場で見る、マニュアルや図面や資料など
見せる・・・現場で見せる、顧客に、取引先に、商品説明の写真や動画など
記録する・・・現場で記録する、日報や日誌など

今回のセミナーでは、いくつかのアプリの活用方法とあわせて、「見る」「見せる」「記録する」それぞれについて、「誰が」「何を」「どのように」の切り口で具体的な導入のコツをご紹介しました。
例えば、「見せる」については、「現場の営業力・サービス力アップ」のために使うことをご提案。「記録する」においては、「欲張らない、我慢する、一歩一歩」という取り組み姿勢をご紹介しました。

《わかりやすさのポイント》
情報通信業界に20年超従事する中で、今までのモバイルと、これからのモバイルを対比することで、今起きている事象を解説しています。一体何がこれまでと違うのかを正しく理解していただくことで、会社でタブレット・スマートフォンを上手に活用するための考え方・基本姿勢が腹落ちしやすくなります。ITに振り回されることなく、ITに使われることなく、ITを上手に会社の中で使いこなす「コツ」に焦点をあててご説明しています。
 


等身大の事例講演 パワーがあります。

当社では、坂東市雇用創造協議会【たけのこ】が主催する、平成25年度 厚生労働省受託事業 実践型地域雇用創造事業のお手伝いをしておりますが、そのコースにて、お二人のゲスト講師をお招きしてご講演をいただきました。

さんさん味工房理事長櫻田様2月17日には、新商品開発・ブランド創出セミナーの2回目として、千葉県山武市にあるNPO法人さんさん味工房の理事長である櫻田様に、事業の歩みをお話いただきました。

・あゆみ
・持ち込み製粉加工サービス
・ジェラート・シャーベットの注文製造
・直営店舗の運営
・人 を活かしたコミュニティづくり
・販路

 
創業の経緯、現在の活動の様子、順調な部分、そうとは言えない部分、採算や人材確保などの活動上の課題について、地に足の着いた、実直で、等身大の事例をご紹介いただきました。事業の継続に対して持つ想い・理念の強さを感じたお話でした。

IT]コーディネータ並木様2月18日には、農業生産者支援セミナーの3回目として、ITコーディネータで、千葉県の野菜のネット販売の老舗企業出身の並木様に、農産物ネット販売のこれまでと、これからについてお話をいただきました。

並木様からも、実際にご自身が経験してきた一つ一つの出来事とその背景、また、ITコーディネータとしてITの専門的な部分についても、わかりやすく丁寧に解説していただきました。こちらも、良い話ばかりでなく、苦労した点、教訓なども、ご披露いただき、とても実践的な事例講演となりました。
 
 
・農産物ネット通販会社の紹介
・当時の客層
・どうしてネットで野菜が売れたのか?
・「リピート」が重要
・当時の主な販売手法
・生産者との信頼関係を構築
・やらなかったこと
・同業他社について
・農産物のネット通販の変化
・「選ばれる」事が以前より重要になってきている
・生産者が自分でネット販売を行う場合の課題
・農産物のネット通販の可能性
・事例紹介

お二人ともに、貴重な実践経験を、不必要に美化することなく、ありのままにご披露いただきました。やはり、リアルケースはパワーがありますね。

《わかりやすさのポイント》
このような等身大のリアルな事例から、受講生にとっての「学び」や「気づき」となる要素を拾い上げ、ハイライトして、解説を加えるのが当方の役割です。受講生の満足度・理解度が倍増するよう努めています。
 


東洋経済2/8号「強い農業」とってもよくまとまっています。

東洋経済2/8号今週2/8号の週刊東洋経済は農業特集。
「強い農業 世界で勝つためのヒント」

とってもよくまとまっています。
農業の現状、海外への展開の事例、地域をまたいだ連携への取り組み、「コメピューレ」の話、畜産、オランダ、減反政策、企業の農業参入、農業ファンド、農業起業家、次世代農家、新規就農者、農業のサービス化、といったように、昨今の農業関連キーワードが満載です。

週刊誌などでの農業特集はこれまでも時々行われていますが、中には、どこかの記事の焼き直しレベルで新鮮味に欠けるものもありましたが、今号の東洋経済は非常に充実した内容と感じます。

記事に登場する農家さんの圃場規模をピックアップしたものが以下。
今のアグリビジネスの勢いの一旦を感じることができますよね。
・横田農場(茨城県)103ヘクタール コメ
・ヤマザキライス(埼玉県)70ヘクタール コメ
・サラダボウル(山梨県)3ヘクタール トマトハウス
・信州ファーム荻原(長野県)110ヘクタール 小麦、ソバ、大豆
・東日本コメ産業生産者連合会(秋田県ほか)目標1万ヘクタール コメ
・穂海農耕(新潟県)50ヘクタール コメ
・サンワアグリビジネス(茨城県)160ヘクタール 白菜
・染谷(千葉県)190ヘクタール コメ
・イオンアグリ創造(茨城県ほか)200ヘクタール キャベツ、白菜など
・久松農園(茨城県)3.5ヘクタール ニンジン、大根、キャベツなど

「コメピューレ」の記事も面白かったです。
例えば、あんぱんのパンに、小麦10に対して、コメピューレを3の割合で加えるなどの加工用途で用いられるそうで、コメの乳化作用によって通常のパンに加える一部の添加物や砂糖が不要になるとのこと。
今後ちょっと注目ですね。

以上、農業を学びたい、農業に参入したい、農産物の調達方法を変えたい、といった好奇心を充足してくれる一冊としてオススメします。


農業IT本を出版しました。「記録農業 スマホ農業 農業を「見える化」する方法」

2009年に新規就農したことをきっかけに、ITと農業の組み合わせに取り組んで5年になります。
2011年からは木更津のイーエスケイさんと二人三脚で農業ITアプリ「畑らく日記」のプロデュースをお手伝いしてきました。

先般、その「畑らく日記」のユーザー数が1000を超えるまでになりました。
これが何を意味するかと言えば、スマホアプリで栽培履歴をつけている農業者、つまり、「スマホ農業」の実践者が、日本に一千人いるという事実です。
今回、その事実にスポットライトをあて、「畑らく日記」とその周囲の出来事を通じて「これから」の農業に役に立つ情報をまとめた農業IT本を出版することにいたしました。

題して「記録農業 スマホ農業 ~農業を「見える化」する方法~」。
記録農業スマホ農業農業IT本

~本文から一部抜粋
これまでの農業は、家業としての経営が中心でした。子供たちは幼少のころから農作業を手伝い、父親だけでなく、祖父や祖母、母親も一緒に、家族三世代に渡って農業を営んできました。
そこには、様々な経験が有形無形のノウハウとして一家の中に積み重なり継承されていたことでしょう。豊富な経験値が家族として共有され、厚く蓄積できていれば、自ずと勘が働きます。経験を共有している家族の賛成があれば度胸を持って経営判断もできます。豊富な経験が自ずと歩むべき道を照らしてくれていたのだと思います。
作物の生育情報、何がどれだけ売れているのか、売れ残っているのか、どこに人手がかかっているのか、そういったことはある程度全部見えていたのでしょう。あるいは、高度成長期で農業においても比較的見通しが効いた時期もあったのかもしれません。
ともかく、見えているならそれでよいのです。ですから、家業が中心だったこれまでの農業には、データは特に必要とされなかったのだと思います。
ところが、「これから」の農業では、前述のように、「圃場での経験」ゼロからスタートする機会が多くなります。また、経営規模が拡大してくると、全てを一人の経営者だけで見通すことは不可能になってきます。家族以外の従業員が働くことも多いでしょう。新たに独自の販路を開拓したりすれば、さらに経験不足の領域が増える。知らなければいけない知識の範囲も増えてくる。真っ暗闇とまでは言いませんが、薄明りの中を歩いているようなものでしょう。ぼんやりと見えているような、見えていないような。
必要な情報が欠落しているまま経営を行いますから、経営判断が粗くなります、精度が低くなります、間違いやミスする確率も高くなり、次第に経営が弱くなっていきます。
農業も、見えなくなってきたのです。見えなくなってきたから、拠り所としての「データ」が必要になってきたのです。
ここまで~

出版にあたり、直接間接にご支援、ご助言をいただいた多くの皆様、農業の先輩方、農業関係者の皆様、農業IT関係の方々、イーエスケイの皆さんに、この場をお借りして心より感謝を申し上げます。

記録農業 スマホ農業
~農業を「見える化」する方法~

目次
第1章 「スマホ農業」黎明期
第2章 「これから」の農業
第3章 これからの農業経営に必要な「KKD+D」
第4章 スマートフォンのインパクト
第5章 どう始める?「スマホ農業」
第6章 無料アプリ「畑らく日記」
第7章 「畑らく日記」実践編 活用の仕方
第8章 「畑らく日記」応用編 JGAPと有機JAS
第9章 「スマホ農業」の効果
第10章 「スマホ農業」べからず三選

著 者: 堀 明人
発行者: 谷村勇輔
発行所: ブイツーソリューション
価 格: 840円+税

Amazonにてお買い求めいただけます。
※10冊以上まとめてのご注文でしたら当方へ直接ご連絡ください。
 

※本書をテキストにした「農業見える化研修」の企画もご提案いたします!


農家民宿の先駆者たち 原点はどこに?

CSC_0108_金曜日に続いて、今日もまちむら交流きこうの農村漁村コミュニティビジネスセミナーに参加してきました。
今日のテーマは「農家民宿開業支援編」。
別に私自身で農家民宿を開業しようというわけではありませんが、アグリビジネスの一つの形として、それを実践する方々のお話を直接聞ける貴重な機会ということで、仕事の予定を工面して申し込みました。

最初にお話いただいたのは、私の出身地域でもある埼玉県武蔵野の所沢市で、古民家付き農園「corot」を運営している、株式会社corot 代表取締役 峯岸様のお話。

正直に言って、「うらやましい」の一言です。
もちろん、開業までの苦労話などお聞きしましたし、集客や運営の苦労などいろいろあるでしょう。しかし、何よりも、自分の実家に里山と古民家があるなんて、なんとうらやましいことでしょう。
私自身が7年程前に、勝手に夢に思い描いていた「里山ビジネス」がそのままここにありました。

古民家と畑と裏山と竹林。貴重な財産ですよね。しかも、所沢市にある。
そうですね。大切なものは自分の足元にあるのですね。足下にある「石」を磨けば「玉」になる。
隣の芝生をいくらみても足元の「石」には気が付きませんから。

二番目の方は、長野県の人口3180人の小谷村(おたりむら)で、古民家ゲストハウス梢乃雪を営む辰巳様。
小学4年生で山村留学制度で大阪の高槻市から小谷村に出来た縁がきっかけで、23歳の時に移住したとのこと。

仕事とプライベートの垣根をくずして、宿がライフスタイルの中心になっているとのことで、Facebookでのコミュニケーションも、「素」が出て、お客さんではなく「本当の友達」とつながっている、そんな辰巳さん。
「お客さんが遊び方を知っている」という一言に、梢乃雪のスタイルが現れている感じがしました。

「宿が小谷村の入り口となり 一晩を小谷で過ごし 見て 知り 語り 小谷村を棲家とするということを考えるきっかけとなる媒体となりたいのです。」

山村留学で過ごした小谷。自然の移ろい、里山の風情を愛でることができる自分の故郷。本当に小谷が好きで、小谷村を無くしたくないから、等身大で自分ができることに取り組み続けるという、穏やかな覚悟が伝わってくるお話でした。

三番目の方は、静岡県富士市でご両親の他界をきっかけに実家の農家に戻られた、農家民宿chanoki 主宰 豊田様。
ご両親が残してくれたブルーベリー園の摘み取り体験からスタートして、農家レストラン、加工品、そして、農家民宿と展開されています。

豊田さんはとても「連携」「つながり」を大切にしている方。
無理を周囲や自分にも強いるのではなく、柔軟にかつポジティブに「だったらこうしよう」と前向きに新しい価値に向き合っていく。
共感できた言葉は「なんて農業って楽しいんだろう、に変えていきたい。」ということ。
イベントでも、あえて異業種の人とコラボして、関心を持ってもらえる人の輪を広げようとされています。
まちづくり協議会に参加して連携して実現した「アートピクニック」というイベントなどは、どの地域でも地域活性のツールとして展開できそうな感じでした。

6次産業化でも、ブルーベリーのドレッシングなど、「今まで利用されていた範囲を超えて」と、枠にとらわれず、外と結び付けて、常に壁を越えて発想することを心がけているそうです。

仕掛けが上手な人は、知恵と情熱が尽きることなくなんとか打開策を考える人なんですね。

お三方共に、「地元出身」というのがキーワードと。
地域に受け入れられてナンボ。地域と共に歩むことの大きな価値をあらためて感じました。
私も、我孫子のブルーベリー園では、焦らず、地道に地域にとって良い結果を出し続けて受け入れていただけるよう努力していきたいと思います。

赤裸々な生話満載で、とっても充実したセミナーでした。

元気をいただけて感謝。