「ココカル」を体験してきました。グリーンツーリズムへの可能性は?

ITコーディネータの勉強会仲間でもある、株式会社軽井沢IT経営センターの高見社長が軽井沢で展開しているサービスが「ココカル」。
ココカルHP

軽井沢の名所や旧跡を紹介するGPS機能付きの音声ガイドサービスです。
要するには、軽井沢の町中を散策しながら、音声での旅の案内を楽しめるサービスというもの。

地域の意外な歴史にスポットライトをあてる、という面で、グリーンツーリズムにも大いに活用できるものではないかということで、実際に詳しくお話をお伺いし、軽井沢の町を散策しながら実体験してきました。

二日間にわたって、高見社長自らサービスやシステムの内容、軽井沢のガイドをしていただきました。

半径20mの円形のエリアを設定します。
そのエリア内に入ったら音声ガイドが自動的にながれるもの。
侵入方向(例えば、建物を右手にみながら侵入)を定義すれば、「右手に見えるのは・・・」など、より分かりやすいガイダンスが可能。
エリアを設定

ガイドの文章を設定します。
設定した文字データを認識して自動音声が流れます。
テニオハや句読点を正しく入力するのがちょっとしたテクニック。文節も理解して正しく音声認識してくれます。
英語、中国語にも対応。
ガイド文を登録

軽井沢の町中のどこに音声案内が既に設定されているかを説明してもらっています。
その上で、どのルートを歩いていくか、わいわい調整。
軽井沢駅から旧軽井沢に向かい、雲場池までを徒歩で回ることにしました。
ルートはどうしようか?

これがココカル端末です。
ベースはソニーのウォークマンですね。もちろん、必要な機能だけに絞ってます。
バッテリーは十分一日もちます。
これがココカル端末

散策しながら音声ガイドが流れてくると端末を耳にあてて(イヤホンもあります)ガイドを聴きます。
3時間ほどの散策(ウォーキング)でしたが、時間を忘れて楽しめました。
これなしで散歩していたら、もっとあっという間に歩いてすぎるだろうところで、フト足を止め、その場所の歴史などを聞くと、その当時にその場に立っているかのような不思議な感覚になりました。
音声ガイドをきく

今回のウォーキングのゴールは「雲場池」。
ココカルのホームページのトップ画像しても採用されているこの池は、四季折々で様々な表情を見せてくれる水場。天皇陛下も散策されるとか。
 雲場池

 
で、使ってみての感想ですが、なかなかどうして面白いものでした。
こういうものって、スマホが普及した今日では、観光アプリとしてスマホに入れて見ればいいじゃない、と思いがちですよね。実際、そう思う自分もいた中で実体験してみましたが、こういういわば「単機能専用機」というものは、逆に極めて効果的なものだと感じました。

よく、「なんでもできるものは何にもできない」なんて言われますが、「単機能専用機」は、ソレしかできませんが、ソレはとても使い勝手の良いもの。
具体的には、ココカルの場合、突然強制的にピロピロリーン(ちょっと違う音だったかもしれませんが)と鳴って、そのエリアのガイドを語りだしてくれます。
この強制感が良いのです。
もちろん、聞きたくなければスキップとか無音にすればよいわけですが、今その場に最適な情報を届けてくれる。
確かに、スマホを手にしていれば、例えば「万平ホテルは・・・」とか、検索して情報を得ることも可能ですが、歩きながら読むことはできません(アルキスマホはそもそもNGですね)し、どこに何が書いてあるかわからないサイトから必要な情報をピックアップしなければなりません。
「自由」なんだけれども、それゆえに「自己責任」でもある。
ある意味、自由って、面倒なことでもあるんですね。

ココカルの場合、もともと観光目的で歩いていますから、その場に応じてガイドが聞けるのはとってもラクで良い。しかも、ガイドを聴きながら歩き、風景や建物など、目から入る景色も楽しむことができます。
わざわざ検索しなくて済むという便利さは、新しい感覚でした。

軽井沢の場合、自転車で観光、というのは昔から良く聞きますが、ココカルでおススメなのは、ウォーキング。
ちょっと長い距離をウォーキング的に歩きながら観光していく。
自転車だとすっと通りすぎていく景色も、自分のペースでじっくり楽しんだり先を急いだりもできます。

グリーンツーリズムの分野では、「フットパス」というものが少しずつ人気になっていますが、これにココカルは最適と感じました。
里山の景色を楽しみながら、道端の道祖神の歴史を聴いたり、湧き水にまつわる伝承を知ったり、時には、当地のその時期の農産物を知ったりと、歩いているがゆえに、ゆっくりと、じっくりと、その地を味わい楽しむことができる。

ココカルは、グリーンツーリズムに最適なIT、そう感じました。

ココカル、チェックしてみてはいかがでしょうか?
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