中小企業とIoT ビジネスモデルへのインパクト ラクーンとラクスル

「ラクーン、国内の縫製工場 サイトで紹介」 という記事。

“アパレルメーカーと縫製工場をつなぐマッチングサービス”ということで、
訪日外国人が増えて「日本製」の需要は高いが縫製はほとんどが海外へ
流れていってしまっている現状に対して、個店や店舗数の少ない衣料品店、や
中小縫製工場の生産余力をネットで束ねてマッチングするもの。

これも一つのIoTなのかなと思っています(本当に広義ですが)。
自分の生産余力をネットにつなげることで、新たな商売のチャンスが
生まれる。
これは、印刷業界とトラック業界でラクスルさん(ハコベルさん)が取り組んだモデル(図)と同じ。
もっともっと出てきそうです。

理想のアパレル縫製工場が見つかる【SDファクトリー】  http://factory.superdelivery.com/

※ちなみに、工場の登録も情報閲覧も無料。決済時に取引額の3%を手数料として受け取るモデル。
 FinTechとも言えますね。

(日経産業新聞 2016/4/22)


中小企業とIoT:遠隔監視の冷蔵ロッカー

宅配ボックス・宅配ロッカー製造大手のフルタイムシステム社が、
遠隔監視の冷蔵ロッカーを新規開発したという記事です。

まさしくIoTのユースケースですね。
業界のリーディングカンパニーがIoTに取り組むのは疑いようのないトレンドです。

この冷蔵ロッカーは、庫内温度を15分ごとに記録し、
インターネットを通じてデータを蓄積。管理者向けサイトで確認できる。
異常の通知などももちろんできるそうです。

1ユニットあたり150万円だそうですが、別途、遠隔監視システムの
利用料が月額で数千円かかります。
ここがミソですね。
売り上げを上乗せする形の課金形態になっています。

モノ売りからコト売りへ、製造業からサービス業へ、というスローガンが
ありますが、一括販売を単に割賦販売しただけでは、むしろ金利負担という
コストが発生するだけ。
新たなサービス機能を盛り込むことで、新たな収益源を創出した。

冷蔵ロッカー自体は16年前から販売されているそうですが、
イノベーションの余地はいろいろなところに転がっているようですね。

ちなみに、こちらの企業では2001年頃からロッカーの遠隔監視という
サービスモデルにすでに取り組んでいたようです。
そうすると、監視体制そのものは手元にあるわけですから、よりアプローチ
しやすかった、ということですね。

フルタイムシステム http://www.fts.co.jp/
※フルタイムシステムさんは、資本金4億9800万円、従業員107人、ということで、
 中小企業の定義にはギリギリあてはまらないのかもしれませんが、
 中小企業とIoTというご紹介をしておりますことご了承ください。

(2016年4月8日 日経産業新聞)